INOUE INOUE HIROKI

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データサイエンティスト
INOUE HIROKI
2015年度 / 中途入社
農学系大学院で昆虫の遺伝子を研究。研究へ集中するため、卒業後の2015年春から就職活動を開始したため、同年秋に例外的に中途社員として入社。
研究の一環でデータ分析の経験はあったが、就職活動時はデータサイエンティストを目指すと本人も思っていなかったとのこと。
趣味は「他人の趣味に追随すること」。誘われたらとりあえずやってみるという信念でプライベートはアクティブに過ごす。

現在の仕事内容について教えてください。

金融機関向けの市場リスクや信用リスク量計量モデルの構築、保守分析などを主に行っています。入社当初は、まずは先輩のサポートからスタートして一連の業務を経験してきました。だいたい入社半年後には、お客様に対して分析結果の報告をやらせてもらっていたと思います。
最近では、自分で分析を実施するだけでなく、確認者として分析作業者の出力結果のレビューや指示を出したり、新規分析の提案も任されるようになりました。
金融業界での分析・モデル構築実績を活かした非金融業界の案件も増えてきているため、そこでの新規サービス開発にも携わり、上司や共同研究先他社のアドバイスを受けながら分析設計からサービス設計にも取り組んでいます。

入社した経緯について教えてください。

就職活動を行うにあたって、まず「自分の能力が発揮できる条件」と「仕事選びとして譲れない条件」について考えてみました。私にとって、前者は「未解決の問題を正確に把握し、解決に向けた道程を描いて実行していく業務」、後者は「モチベーションを保ち続けられる環境」と気付き、それらの条件を重視して会社選びをしようと思いました。そこで、研究職に絞ることをやめて業種にこだわらずに、条件を優先してきた結果、この会社と巡り合いました。
データ分析の経験が少しあったことから同業種の企業も受けていましたが、説明会に参加して役員や社員がフラットに会話している様子や面接時に率直な意見を話したときにどの面接官もじっくり聞いてくれたことが印象的で、最終的に入社を決めました。

今のやりがいや今後の目標について教えてください。

大学院では基礎研究を行っていましたが、真面目に続けても人生単位で功績を上げられない可能性の中、無限大のロマンと真理が広がっているということがやりがいだったと思います。
そこを離れてみた現在のやりがいは、基礎研究と比べ”短期間での功績”にあたるもの、つまり、分析結果の社会実装です。審査モデルを構築し、お客様に納め、その審査を経て、お客様が適切なリスク管理を行った結果を保守分析で知る、そういった自分の仕事の成果が目に見えることは壮観ですし、お客様から直接評価をいただけると嬉しいです。
今後は研究開発を通してまだ社会に存在していない分析結果から新しいサービスを生み出し、世界に先駆けて実装していきたいと考えています。その功績を積み重ねて、応用分野において行ける限りの高みを目指したいですね。

求職者の方へのメッセージ

職場選びは「自分の能力が発揮できる条件」と「仕事選びとして譲れない条件」の兼ね合いだと考えます。
モチベーションがパフォーマンスを引き上げますし、楽しく働けなくて力が発揮できるはずがないと思います。
この会社は、相応のスキル・知識を習得する努力は必要ですが、求めれば多くの成長機会が用意されている環境です。
「間口が狭くても”専門分野”で働きたい」、「地味で単調でも”高い給料”で働きたい」など、人それぞれ価値観があると思います。自分のモチベーションを上げる条件に優先順位をつけて譲れない条件を明確にし、そこに「自分の能力が発揮できる条件」をアピールとして摺り合わせていくと良いのではないかと感じます。 皆さんと一緒に仕事ができる機会を楽しみにしています。